【原神】「淑女」シニョーラ(ロザリンor燃え盛る炎の魔女)の正体についてブログ調に語りたい!!

この記事では、「淑女」シニョーラ(本名:ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタ)について解説します。

原神の最初のヴィラン(悪役)である「淑女」について解説します。

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、「淑女」シニョーラについて、ブログ調にざっくばらんに語りたいと思っています。

淑女は、原神の最初期から登場しているキャラクターであり、最初のヴィラン(悪役)として、主人公の前に立ちふさがりました。

メインストーリーだけを見ていると、「ただの性格の悪いお姉さん」といった印象を受けると思います。

しかし、武器や聖遺物のフレーバーテキストを熟読することにより、彼女の波乱の人生に触れることができます。

今回の記事では、かなりざっくりと、「淑女」の物語について解説する予定です。

情報が足りない部分は想像で補完している部分もありますし、難解な部分は省いておりますので、ご覧になる際にはお気をつけください。

また、Ver2.1の魔神任務第2章第3幕をクリアしていない方は、壮絶なネタバレとなりますのでご注意ください。

今回の記事の流れは以下のとおりです。

  1. モンドの少女「ロザリン」について
  2. 「燃え盛る炎の魔女」の誕生
  3. ファデュイからの勧誘、「淑女」シニョーラへ
  4. 「淑女」シニョーラの最期

全体で5分くらいで読み終わりますので、さいごまでよろしくお願いします。

では、さっそく見ていきましょう。

本名は「ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタ」

この名前は、「淑女」との闘いで、炎形態になる際に表示されます。

淑女は、500年前のモンドの住民であり、当時は「ロザリン」と名乗っておりました。

「淑女」も「シニョーラ」も、ファデュイの組織内でのコードネームとなります。

(タルタリヤについても、「公子」や「タルタリヤ」はコードネームで、本名は「アヤックス」と言います。)

500年前の出来事について

原神世界の2つの重要な転換点

原神の歴史を眺めるうえで、必ず覚えておいていただきたいのが、「2000年前」と「500年前」の2つの時期です。

「2000年前」に、各地で勃発していた「魔神戦争」が終結し、7人の神(俗世の7執政)に統治される時代が到来します。

そして、「500年前」に、カーンルイアが全世界に対し侵略戦争を開始し、天理(および俗世の7執政)との間で戦争が起き、それに巻き込まれる形で各地で災厄が発生します。

「ロザリン」は、この「500年前」の災厄に巻き込まれた1人となります。

モンドにおける「500年前」の災厄

モンドでは、500年程前に黒龍ドゥリンが暴走し、それに呼応するように魔物が大量発生し、モンド国内を地獄の中の地獄に叩き込みます。

一方、モンドでは「獅子」エンドリンと「幼い狼」ルースタンという2人の英雄が現れ、各地の魔物を鎮圧していきました。

しかし、その戦いの最中、ルースタンは戦死してしまい、エンドリンはやる気を無くして戦線離脱をしてしまいます。

最終的には、風龍トワリンの活躍により、黒龍ドゥリンをドラゴンスパインに封印することに成功します。

(その時に受けた毒が原因でトワリンも眠りにつき、物語冒頭へと繋がっていきます。)

「ロザリン」と「ルースタン」の関係

実は、ロザリンと「幼い狼」ルースタンは恋仲でありました。

まだ「淑女」になる前のロザリンは、スメールの教令院に留学していました。

(西風騎士団の図書館司書のリサも留学していたところです。)

モンドに戻った彼女を待っていたのは、魔物によって破壊しつくされた故郷と、恋人であるルースタンの死でした。

「燃え盛る炎の魔女」ロザリンの復讐

2つの復讐の対象

すべてを失ったロザリンは、その悲しみを搔き消すかのように、「復讐」に身を投じます。

復讐の対象は2つ。

1つは、直接の加害者である魔物であり、「この世からすべての魔物を排除する」ことを目標に動き始めます。

そして、もう1つの対象は、「風神バルバトス」です。

本来、人間を守るべき立場である風神が、魔物に対して何の対処もしないことに、強い怒りを感じたのです。

実際に、モンドの神である「バルバトス」が、この災厄に対して何の対策も講じなかったため、モンド国内に甚大な被害を及ぼしました。

「燃え盛る炎の魔女」

復讐に駆られ、魔物とともに自らの身も焼き尽くすロザリンは、周囲の人々から「燃え盛る炎の魔女」と呼ばれるようになります。

いつしか、魔物と同様に恐れられる存在となり、人々から忌避されるようになりますが、それでも魔物を狩り続けました。

数えきれない魔物を焼き尽くしたロザリンですが、その炎は彼女の寿命も蝕み、最後の刻を迎える段階となります。

ファデュイからの勧誘

ファデュイについて

ファデュイは、氷の国・スネージナヤに組織された、「氷の女皇」直轄の外交機構です。

「氷の女皇」の命令のもと、各国に対して外交圧力をかけており、周囲の国からは相当嫌われる存在となっています。

「氷の女皇」の目的

詳細はまったく不明ですが、タルタリヤからは「優しすぎるために平和を夢見て世界に宣戦布告した」と説明されており、何らかの信念に則って行動していると思われます。

とにかく、目的を達成するための「力」を求めており、そのためには手段を選びません。

「燃え盛る炎の魔女」のファデュイへの勧誘

ファデュイの執行官である「道化」は、力尽きようとしている「燃え盛る炎の魔女」ロザリンをファデュイに勧誘しようと試みます。

しかし、前述のように、ロザリンは「神(俗世の7執政)」を恨んでおり、まっとうな方法では説得することができませんでした。

そこで「道化」は、ロザリンに長い夢を見させます(方法は不明ですが)。

その夢は、氷の女皇の目指す「平和」が訪れた際には、ルースタンと再会できるというものでした。

生きる希望のすべてを失っていたロザリンは、騙されていると知りながらも、「道化」の勧誘を受け、ファデュイに加入することになります。

これが、ファデュイの執行官第8位である「淑女」シニョーラの誕生の瞬間です。

ファデュイとしての活躍(暗躍)

執行官としては珍しく精力的に行動

ファデュイの執行官の中には、打算的であったり、自分の欲求を優先する人材が多いようです。

一方、前述のように、淑女シニョーラには、ルースタンとの再会という目的があるため、積極的に「氷の女皇」の計画を遂行します。

風神バルバトスから神の心を強奪

プレイヤーの前に初めて現れたのは、風神バルバトスであるウェンティから神の心を回収するシーンでした。

必要以上にウェンティを痛めつけていましたが、淑女シニョーラの経緯を理解すると、非常に納得できると思います。

ウェンティこそが、彼女の復讐の大きな目標の1つだったわけです。

岩神モラクスから神の心を譲受

一転、岩神モラクスである鍾離からは、平和裏に神の心を譲り受けます。

鍾離は復讐の対象ではなく、任務の対象であるため、神の心さえ回収できれば良かったということです。

「淑女」シニョーラの最期

主人公との御前試合

稲妻でも積極的に任務をこなしていた「淑女」シニョーラですが、主人公に御前試合を申し込まれ、対決することになります。

「淑女」シニョーラの邪眼の効果

「公子」タルタリヤは「水属性の神の目」を持っており、更に「邪眼」によって「雷属性」を手に入れ、双方を活用して戦っていました。

一方、「淑女」シニョーラの「邪眼」は、彼女を強化するものではありません。

「道化」と出会ったとき、彼女は「燃え盛る炎の魔女」として、自らの炎で自らの身体を焼き尽くす寸前でした。

そのため、「道化」は「氷属性の邪眼」を渡し、彼女の炎を吸収することで寿命を延ばしたのです。

つまり、シニョーラにとって、「邪眼」は拘束具であり、炎の力を抑制するためのものでした。

敗北と「無想の一太刀」

主人公に敗れた「淑女」シニョーラは、雷電将軍の「無想の一太刀」によって処刑されます。

雷電将軍の本体である「雷電影」も、ロザリンと同様に、500年前のカーンルイアの騒動で大切な人を失っています。

しかし、そんなことは一切気にせず処刑するあたりが、まさに「無想の一太刀」という神の所業でした。

ロザリンの最期は不幸だったのか

これはもう、プレイヤーの価値観によって、感じ方は異なってくると思います。

個人的には、復讐に身を焦がし、騙されていると知りながら夢に縋り続けるのはまさに「地獄」であり、その負の連鎖が「無想の一太刀」によって断ち切られたことは、ある種の救いではないかとも感じています。

(もちろん、そこに至るまでの過程が、十分に「不幸」なわけですが・・・。)

解決されていない「淑女」の謎

なんで500年も生きているのか

前述のように、ロザリンは500年前の災厄時にスメールに留学していました。

つまり、年齢は500歳以上ということになります。

なぜ500年間も生きられたのか。

それが大きな謎になっております。

一番可能性が高いのは、クレーの母親のアリスと同様に、長寿の種族(またはその種族の血を引いている)であると思われます。

しかし、「淑女」は常に耳の先が隠されているため、その真相は明らかにすることができませんでした。

(上の画像のように、炎形態になるときの画像では耳の先が長く見える?)

ロザリンの「神の目」

「淑女」は、「散兵」スカラマシュと同様に、「神の目」の存在が(少なくともプレイヤーからは)確認されていません。

しかし、原神世界では、「神の目」なしでは基本的には元素を操れないという設定になっています。

「神の目」以外に、元素を操る方法としては、以下の3つの方法が確認されています。

ファデュイが製造する「邪眼」を使用する。
元素生物(若陀竜王など)。
アビス(アビスの魔術師など)。

一方、聖遺物「焦げた魔女の帽子」では、「まだ学生だった頃、この帽子のお陰で彼女は一心に炎の力を鍛えることができた。」という記載があります。

こうなると、上記の方法は考えにくく、下記のどちらかだと予想されますが、定かにはなっていません。

ロザリンは「神の目」を授かっていた(見えないようにどこかに隠している)。
500年前は「神の目」なしでも元素が操れた。

「淑女」シニョーラ(ロザリンor燃え盛る炎の魔女)の正体のまとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、「淑女」シニョーラについて、ブログ調にざっくばらんに解説させていただきました。

メインストーリーだけ追っていると、本当にただの性格の悪い女性です。

しかし、武器や聖遺物のフレイバーテキストを追っていくと、運命に翻弄された、一人の悲しい女性の姿が見えてくると思います。

そういったことを、メインストーリーで一切見せてこないのが、原神というゲームの凄さであり、怖さでもあると思います。

今回の記事に興味を持たれましたら、皆様もぜひ、フレーバーテキストを覗いていただければと思います。

当サイトでも可能な限り面白いストーリーをご紹介したいと思っています。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei