【MTGアリーナ】迫りくる恐怖の吸血鬼!青黒赤ヴァンパイア・デッキを紹介!

はじめに

この記事では,MTGアリーナでのスタンダード構築デッキであるヴァンパイア・デッキを紹介します。

【対象のスタンダード環境】『ゼンディカーの夜明け』~『ニューカペナの街角』

ヴァンパイア・デッキとは,吸血鬼によるシナジーと,除去や妨害により戦場を制圧する貴顕廊・カラー(青黒赤)のミットレンジ(中速)・デッキです。

基本的には,相手の行動を妨害しながらこちらのペースに引き込んでいき,吸血鬼たちの猛攻で勝利を目指します。

また,「実際のカードでもプレイしたい!」と思った人に向けて,紙のカードの値段も紹介していきます。

カードの金額に関しては,Wisdom Guidの平均価格を参照しています。デッキリストのカード名がそのままリンクになっていますので,そちらで最新の金額を確認できるようになっています。

*Wisdom Guidとは,MTGの総合情報サイトで,カードリストやシングルカード価格などを主に提供しているサイトです。

記載した金額は,あくまで投稿時のものですのでご了承ください。

  1. ヴァンパイア・デッキは,吸血鬼・クリーチャーのシナジー攻撃で勝利を目指します。
  2. 紙のカードでデッキをそろえると,約56,000円。
  3. 他の攻撃手段も考慮しながらアレンジ。

それでは,デッキを見ていきましょう。

この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!

ヴァンパイア:サンプルデッキリスト

クリーチャー(15)

(2)しつこい負け犬(平均価格:490円)

(4)税血の収穫者(平均価格:40円)

(2)血に飢えた敵対者(平均価格:1,100円)

(4)死体鑑定士(平均価格:30円)

(3)欲深き、エヴリン(平均価格:120円)

インスタント(8)

(4)電圧のうねり(平均価格:30円)

(2)冥府の掌握(平均価格:190円)

(2)呪文貫き(平均価格:80円)

ソーサリー(2)

(1)魂転移(平均価格:60円)

(1)強迫(平均価格:30円)

エンチャント(6)

(2)食肉鉤虐殺事件(平均価格:8,300円)

(4)鏡割りの寓話/キキジキの鏡像(平均価格:1,200円)

プレインズウォーカー(3)

(2)漆月魁渡(参考価格:1,100円)

(1)不笑のソリン(平均価格:2,000円)

土地(26)

(2)ザンダーの居室(平均価格:800円)

(4)河川/溶岩滑りの小道(平均価格:1,000円)

(4)荒廃/灼熱踏みの小道(平均価格:1,000円)

(3)清水/泥水の小道(平均価格:900円)

(4)憑依された峰(平均価格:1,100円)

(3)嵐削りの海岸(平均価格:1,800円)

(1)難破船の湿地(平均価格:500円)

(1)見捨てられたぬかるみ、竹沼(平均価格:900円)

(2)目玉の暴君の住処(平均価格:800円)

(1)沼

(1)山

合計金額:55,270円(平均価格での合算)

ゼロからすべてのカードをそろえると,非常に高額ですが約56,000円あれば作ることが可能です。

カードの解説

ここでは,各カードを解説していきます。

【MTGアリーナ】ニューカペナの街角:各ファミリーの新メカニズムを解説!

クリーチャー

しつこい負け犬

墓地から奇襲コストで,何度でも復活することのできるクリーチャーです。

アタック要員だけでなく,生け贄コストとして使用することができます。

ただし,奇襲コストで唱えた場合は,次の終了ステップ開始時に生け贄になるため,戦場に残ることはできません。

税血の徴収者

出たときに,血・トークンを生成します。

タップして自身を生け贄にすると,クリーチャー1体に自身がコントロールしている血・トークンの2倍の数のマイナス修正を与えます。起動には,自身をタップする必要があるので注意が必要です。

血に飢えた敵対者

素出しでも,2マナ・2/2・速攻という強力なクリーチャーです。

出た時に,追加のマナ・コストを支払うことで,墓地にある3マナ以下のインスタントかソーサリーをマナ・コストを支払わずに唱えることができます。さらに,+1/+1カウンターも自身に置くことができます。

死体鑑定士

出た時に,墓地のクリーチャー・カードを1枚追放します。これにより,カード1枚が追放領域に置かれたなら,ライブラリーの上からカードを3枚みて,1枚を手札に,残りを墓地に置きます。

実質,キャントリップ付きのクリーチャーです。また,この効果はドローではなく,手札に加える効果という点も注目です。

欲深き者、エヴリン

瞬速もちなので,インスタントタイミングで唱えることができます。

自身や他の吸血鬼1体が自分のコントロール下で戦場に出るたびに,全プレイヤーのライブラリートップのカード1枚を蒐集カウンターが置かれた状態で追放します。

1ターンに1回だけ,蒐集カウンターが置かれたカードを,望む色のマナコストで唱えることができます。

インスタント

電圧のうねり

クリーチャーかプレインズウォーカーへの火力です。

アーティファクトを生け贄コストにすることで,ダメージを増幅できます。そのため,血・トークンを置いておくことで,相手への牽制にもなります。

冥府の掌握

黒の万能クリーチャー除去です。

2点のライフルーズのデメリットがあるので注意です。

呪文貫き

クリーチャー呪文以外を対象し,追加で2マナ払わないと打ち消します。

序盤の除去対策やアーティファクト,エンチャントなどの置物対策としても使用できます。

ソーサリー

魂転移

クリーチャーかプレインズウォーカー1体を追放,またはクリーチャーかプレインズウォーカー1体を墓地から手札に戻すという,2つのモードから効果を選んで使用できます。

アーティファクトかエンチャントをコントロールしていれば両方を選択できます。

強迫

黒の伝統的な手札除去です。

このデッキはエンチャントやアーティファクトに対する対策がほぼないため,使用される前に除去することができます。また,総攻撃をしかける前の安全確認にも使用できます。

エンチャント

食肉鉤虐殺事件

出たときに,支払ったXマナコスト分の全体マイナス修正を与えるエンチャントです。Xを支払わずに素置きすることもできます。

相手のクリーチャーが死亡すれば自分が1点ライフゲイン,自分のクリーチャーが死亡すれば,相手が1点ライフルーズです。

相手のクリーチャーを除去するだけでなく,自身のクリーチャーを一掃することで,相手のライフを一気に奪うこともできます。

 

鏡割りの寓話/キキジキの鏡像

変幻的な効果をもつ両面エンチャントです。

第Ⅰ章は宝物・トークンを生成する効果をもつ,クリーチャー・トークンを生成します。

第Ⅱ章は最大2枚までの手札入れ替え。

第Ⅲ章でクリーチャー化します。キキジキの鏡像はクリーチャーをコピーする効果をもっているため,吸血鬼たちの効果を連続で起動させることができます。

プレインズウォーカー

漆月魁渡

出たターンのみ,フェイズ・アウトして除去や攻撃を回避できます。

プラス能力でルーティング,小マイナス能力でブロック不能のクリーチャーを生成でき,忍術を強力にサポートします。基本的にはこの2つをメインに使用します。

大マイナスの奥義まで発動すれば,大量の吸血鬼を戦場に並べることができます。

不笑のソリン

プラス効果で条件付きドロー,小マイナスで吸血鬼・クリーチャー・トークンを生成します。小マイナス効果で出てくる吸血鬼・クリーチャー・トークンは飛行と絆魂をもっているため,ライフゲインにも役立ちます。

吸血鬼・クリーチャーを戦場に出すことができるため,欲深き、エヴリンの効果とも相性が良いです。

大マイナスの奥義で,13点ダメージと13点ライフゲインの効果があります。

土地

ジアトラの試練場

サイクリング効果つきの,3色土地です。

見捨てられたぬかるみ、竹沼

魂力によって,ライブラリーの上から3枚を切削し,墓地からクリーチャーかプレインズウォーカー1枚を手札に戻ることができる伝説の特殊土地です。

手札に戻せるのは切削した3枚からではなく,墓地からどれでも選べます。

 

目玉の暴君の住処

威迫と墓地追放効果をもつミシュラランド(クリーチャー化できる土地)です。

ただし,土地を2つ以上コントロールしているとタップインになるので注意が必要です。

このデッキの理想の動きは?

ここでは大まかに,このデッキの理想の動きを説明します。

  1. 序盤は,2マナ・クリーチャーの展開または,相手クリーチャーの除去や妨害で速度を遅めます。
  2. 3,4ターン目に,鏡割りの寓話を戦場に出します。
  3. 中盤以降は,プレインズウォーカーでリソースを稼いだり,食肉鉤虐殺事件でリセットをかけたりして,常に優位な立場を維持していきます。
  4. 終盤は,欲深き、エヴリンから吸血鬼を展開して,戦場を完全に掌握していきます。
  5. 中速のデッキなので,ゆっくり自分の優位な展開に引きずり込んでいきます。

他に相性のよさそうなカード

デッキのアレンジに使える相性のよさそうなカードを5つほど紹介します。
価格参照のリンクも貼ってありますので,参考にしてください。
他にも選択肢はたくさんあると思いますので,自身のプレイスタイルに合わせて調整してください。
レイ・オヴ・エンフィーブルメト(平均価格:100円)

クリーチャー1体に-4/-1の修正を与えます。それが白のクリーチャーであれば,-4/-4の修正を与えます。マイナス修正を与えますが,実質クリーチャー除去のように使用されます。

真っ白(平均価格:250円)

プレイヤー1人を対象に,カードを2枚捨てさせ,その後に墓地を追放します。

墓地を利用するデッキに対してかなり強力です。

影の評決(平均価格:70円)

戦場と墓地の3マナ以下のクリーチャーとプレインズウォーカーを,すべて追放します。

追放なので,破壊不能や盾カウンターでも防げません。

軽蔑的な一撃(平均価格:30円)

マナ総量が4以上の呪文への打ち消しです。

ゲーム中盤以降での,大きなマナコス呪文への妨害になります。

かき消し(平均価格:30円)

呪文1つを対象に,追加で2マナ払わないと打ち消します。

犠牲1の効果でコピーできるため,中盤以降でも活躍できます。

おわりに

ここまでお読みいただき,ありがとうございました。

今回は,青黒赤のヴァンパイアデッキを紹介しました。

ワイルドカードを使用することで,MTGアリーナを始めたばかりの人でも作成することが可能です。

紙で買うと約56,000円という高額デッキも無料で楽しめるがMTGアリーナの素晴らしいところですね。

初心者をはじめ,経験者の皆様にもこの記事が参考になれば幸いです。

機会があれば,実際のカードでも楽しんでみてください!

それでは,また。

ライター紹介

ハラダンディー
お疲れ様です。ハラダンディーです。マジックザギャザリング(MTG)を中心に執筆しています。初心者向けの記事から,よりコアな記事も執筆したいと思っています。色々と調査することも好きなので,リクエストがあればツイッターまでお願いします。https://twitter.com/haraDandy