元素反応の中でも屈指の難解さと強さを併せ持った元素反応「激化」について、旅人の皆さんはどれほど理解を深めることができましたか?
よくわからないまま使っているけれど、できれば激化反応を完璧に理解したい!という方は最後までお付き合いいただけると幸いです。
・原激化(草×雷):原激化の注意点
だけでも一目通しておくと、激化反応の戦術がクラスアップすること間違いなしです!
- 与えらるダメージの伸び率的に90Lv(限界Lv)の育成が最重要
- 会心とダメージバフで与えるダメージがアップ!
- 追加ダメージは「元素反応を起こした時」に発生!
参考記事を合わせてご覧いただくと、さらに理解を深めやすい内容になっています。
▼ 参考記事(2023/4/12:雷元素キャラクターICD追加)
この記事は10分程度で読み終わるため、ぜひ最後までご覧になっていってください!
激化反応とは
雷元素と草元素を組み合わせた時に、該当元素の与えるダメージを増加させる元素反応。
激化 | 草×雷による元素反応の総称 |
原激化 | 追加ダメージを受ける敵の状態 |
超激化 | 雷元素による追加ダメージ |
草激化 | 草元素による追加ダメージ |
激化反応で与えるダメージは会心率とダメージバフによって与えるダメージ量が変化します。
蒸発・溶解反応は与えるダメージに 1.5倍 or 2倍 の乗算を行いますが、激化反応はキャラクターが本来与えるダメージとは無関係のキャラクターレベルに依存した基礎ダメージを加算で与えます。
蒸発・溶解 | (攻撃力×会心×バフ)× 蒸発・溶解(1.5 or 2倍+元素熟知) |
超激化・草激化 | (攻撃力×会心×バフ)+ 激化(キャラクターレベル×元素熟知×会心×バフ) |
蒸発・溶解反応は大ダメージを与えるのに適している元素反応に対して、超激化・草激化はヒット数の多い小~中ダメージを与える攻撃手段を大幅に強化してくれます。
反面、一撃の威力が高いダメージに対して加算ダメージによるダメージ上昇率は相対的に小さくなります。
一見すると激化反応は蒸発・溶解反応に比べて補正が低く感じますが、蒸発・溶解反応が「一方の元素が大ダメージを与える」仕様に対して、激化反応は効果時間中に「草元素・雷元素の両元素で何度でも元素反応を起こせる」特徴を持っています。
計算式
個別計算 | 個別計算 × 補正 |
【基本ダメージ】 攻撃力 × 天賦倍率(攻撃参照) | ・会心 × ダメージバフ ・敵ステータス(耐性 × 防御補正) |
【激化反応ダメージ】 キャラクターレベル × 元素熟知(元素反応ボーナス) |
激化反応ダメージは攻撃力と天賦倍率に影響を受けない、元素熟知とキャラクターレベルで独立した計算式になっています。
会心・ダメージバフの影響を受けるため、元素熟知を特化させるよりもバランスよくステータスを配分する方がダメージを効率よく伸ばすことができます。
- バランスは基礎攻撃力・天賦倍率によって目標値は変化します
- 「元素熟知を別ステータスやダメージに変換」する効果を持つ天賦や武器を使用すると、攻撃力と元素熟知の優先度はさらに変化します
- 基礎攻撃力や天賦倍率が高いほど、元素熟知よりも攻撃力の価値が高まります
以上の理由で「バランスの良いステータス」とは前提によって変化が著しい元素反応になっているため、【元素熟知200~300:ダメージバフ100%】を最低限の目標にしましょう。
- 雷元素アタッカーは攻撃力:元素熟知の比率を考えるキャラクターが多い(200~300推奨)
- 草元素アタッカーは攻撃力不要で元素熟知に特化するキャラクターが多い(300以上推奨)
激化反応はレベルに依存した元素反応ダメージを持っているため、キャラクターレベルが80Lvと90Lvで与えられるダメージが大きく変わります。
90Lv元素熟知500 > 80Lv元素熟知1000
90Lv元素熟知500 = 超激化4111:草激化4469
80Lv元素熟知1000 = 超激化4053:草激化4406
90Lv・80Lv:同元素熟知でのダメージ比 = 1.34倍差
激化反応をメインにした戦闘スタイルでは、レベルの育成は限界まで育成が基本となります。
原激化(草×雷)
・【 草元素 × 雷元素】で元素反応を起こすと敵に「原激化状態」を付与します
原激化状態では敵の頭上に草元素アイコンが表示されている間、緑色の帯電エフェクトを纏います。
およそ草元素が消滅する約10秒間、原激化状態になった敵に対してさらに草元素・雷元素が付着すると超激化・草激化反応による追加ダメージを受けます。
この追加ダメージは元素反応が発生した時にだけ追加ダメージが発生するため、元素反応を起こしていない(元素付着をしていない)攻撃のダメージは原激化・超激化・草激化によるダメージの変化は発生しません。
超激化・草激化の元素反応では草元素を消費しないため、草元素と雷元素の元素付着が行われるたびに何度でも激化反応による追加ダメージを与えることができます。
- 蒸発・溶解反応は下地になる元素を付着し直す必要があるのに対して、原激化は効果時間が切れるまで再付着が不要
- 蒸発・溶解反応は炎・水・氷のどちらか一方のみのダメージが増加するのに対して、超激化・草激化は【草+雷】2元素両方のダメージが増加します
草元素と雷元素が同時に付着した場合、原激化中でも再び「原激化反応」が発生して効果時間が約10秒にリセットされます。
原激化反応は状態を付与するだけで、元素反応ダメージを与えません。
原激化の注意点
・効果時間について
草元素と雷元素以外の元素の影響を受けなければ、最長で10秒前後の原激化状態が継続します。
頭上に草元素が表示されている状態(原激化状態)=草元素が残留している状態なので、この残留した草元素に対して燃焼・開花反応が発生すると草元素を消費して原激化状態が通常よりも早く終了します。
・拡散反応について(超激化運用)
原激化状態は「オーラ状態」と呼ばれる特定の元素が残留されにくい状態になっていて、草オーラ状態になった敵は草元素の元素量が多い時は雷元素が残留しにくくなっています。
- 他のオーラ状態に「凍結」が氷オーラ状態、「燃焼」が炎オーラ状態になっています
この残留しにくい状態は、残留した元素を使って元素反応を起こす「拡散反応」を起こしにくくするという影響を及ぼします。
草元素の付着量・付着頻度が高い時に拡散反応を起こすためには「雷元素の付着頻度を増やす」「2U以上の雷元素を付着をする」といった方法で拡散反応を起こしやすい状況を作る必要があります。
超激化反応を利用した雷元素ダメージを与える際に、「翠緑の影」4set効果や楓原万葉やスクロースの固有天賦で拡散反応をトリガーにしたバフ効果を獲得したい場合は注意が必要です。
▼ 参考動画
超激化(草×雷+雷アタッカー)
原激化中の敵に「超激化反応」を起こすと、元素反応ボーナス(元素熟知)と会心・ダメージバフに応じた追加ダメージを与えます。
表示されるダメージは「攻撃力×天賦倍率」+「超激化ダメージ」を合算したダメージで表示されます。
・超激化で与えるダメージは、「元素ダメージバフ」以外にも「元素爆発ダメージバフ」や「通常・重撃ダメージバフ」といった、元素反応を起こした時の攻撃手段とダメージバフの対象が一致すると超激化ダメージにもダメージバフが適用されます。
・超激化は雷元素ダメージのため、元素耐性を下げることでダメージが上昇します。
・超激化で与えるダメージは敵の防御補正の影響を受けるため、「防御力無視」や「防御力低下」でダメージが上昇します。
- 超激化ダメージは雷元素ダメージのため、『翠緑の影』によるデバフが有効
- 超開花ダメージは草元素ダメージのため、超開花をサブプランにする場合は『深林の記憶』が有効
ダメージ表(敵耐性0%)
元素熟知 | 80Lv | 90Lv |
0 | 1239 | 1664 |
80 | 1626 | 2184 |
120 | 1802 | 2420 |
160 | 1967 | 2643 |
200 | 2123 | 2853 |
300 | 2477 | 3328 |
400 | 2787 | 3744 |
500 | 3060 | 4111 |
600 | 3303 | 4437 |
700 | 3520 | 4729 |
800 | 3716 | 4992 |
900 | 3893 | 5230 |
1000 | 4053 | 5446 |
耐性と防御補正を考慮すると、実際に与えるダメージは上記の表に以下の補正を掛けます。
- デバフなし = ×0.9(耐性10%)×0.5(防御補正)
- 鍾離デバフ20% = ×1.05 ×0.5
- 翠緑デバフ40% = ×1.15 ×0.5
- 鍾離+翠緑デバフ60% = ×1.25 ×0.5
耐性は敵によって異なりますが、多くの敵は耐性10%になります。
防御補正は敵とのレベル差に影響を受けるため、おおよその値(0.5)になります。
【 計算例 】
・90Lv元素熟知200(2853)+翠緑デバフ40%
・ダメージバフ100%+会心ダメージ200%2853 ×バフ(1+100%) ×会心ダメージ(1+200%) = 17,118
17,118 ×1.15(耐性) ×0.5(防御) = 9,842.85
『 9,843ダメージ+(攻撃力×天賦倍率)』
防御デバフ・防御無視については【参考リンク:雷電ナチュラルとは】にて補正値を解説。
- 計算例:0.5(防御補正)に60%無視 = 約1.43倍×0.5 = 約0.715 が、防御無視補正後の防御率になります
草激化(草×雷+草アタッカー)
原激化中の敵に「草激化反応」を起こすと、元素反応ボーナス(元素熟知)と会心・ダメージバフに応じた追加ダメージを与えます。
表示されるダメージは「攻撃力×天賦倍率」+「草激化ダメージ」を合算したダメージで表示されます。
- ナヒーダ・アルハイゼンは「元素熟知×天賦倍率」+「攻撃力×天賦倍率」+「草激化ダメージ」
- 狩人の弓・萃光の裁葉は特定の攻撃手段に対して「元素熟知×ダメージ倍率」=実質的な「天賦倍率」効果
・草激化で与えるダメージは、「元素ダメージバフ」以外にも「元素爆発ダメージバフ」や「通常・重撃ダメージバフ」といった、元素反応を起こした時の攻撃手段とダメージバフの対象が一致すると超激化ダメージにもダメージバフが適用されます。
・草激化は草元素ダメージのため、元素耐性を下げることでダメージが上昇します。
・草激化で与えるダメージは敵の防御補正の影響を受けるため、「防御力低下」でダメージが上昇します。
- 草激化編成は超開花ダメージが草元素ダメージで統一されているため、『深林の記憶』デバフが一貫
ダメージ表(敵耐性0%)
元素熟知 | 80Lv | 90Lv |
0 | 1346 | 1809 |
80 | 1767 | 2374 |
120 | 1958 | 2631 |
160 | 2138 | 2873 |
200 | 2308 | 3101 |
300 | 2693 | 3618 |
400 | 3029 | 4070 |
500 | 3326 | 4469 |
600 | 3590 | 4823 |
700 | 3826 | 5141 |
800 | 4039 | 5426 |
900 | 4231 | 5685 |
1000 | 4406 | 5920 |
耐性を考慮する場合、実際に与えるダメージは上記の表に以下の補正を掛けます。
- デバフなし = ×0.9(耐性10%)
- 鍾離デバフ20% = ×1.05
- 深林デバフ35% = ×1.125
- 鍾離+深林デバフ55% = ×1.225
耐性は敵によって異なりますが、多くの敵は耐性10%になります。
防御補正は敵とのレベル差に影響を受けるため、おおよその値(0.5)になります。
【 計算例 】
・90Lv元素熟知200(3101)+深林デバフ35%
・ダメージバフ100%+会心ダメージ200%3101 ×バフ(1+100%) ×会心ダメージ(1+200%) = 18,606
18,606 ×1.125(耐性) ×0.5(防御) = 10,465.875
『 10,466ダメージ+(攻撃力×天賦倍率)』
防御デバフ・防御無視については【参考リンク:雷電ナチュラルとは】にて補正値を解説。
- 計算例:0.5(防御補正)に30%防御デバフ = 約1.18倍×0.5 = 約0.59 が、防御デバフ補正後の防御率になります
激化反応まとめ
激化反応は原激化による「オーラ状態」、草×雷の2元素のみにも関わらず3種の反応、システムを理解しようとするとかなり難しい元素反応です。
しかし激化反応は「原激化さえ維持すれば手順が一切不要」なため、実は理解をしていなくても「編成さえ間違わなければ確実にPTが強化」される元素反応でもあります。
蒸発・溶解の方がポピュラーで簡単そうに見えますが、激化反応は効果時間中なら草・雷元素どちらでも元素反応を起こせることからローテーションに縛られにくく戦況に応じて柔軟な立ち回りをすることができます。
「システムとして理解するのは難しい…」と感じる方は多くいらっしゃるかと思いますが、使いこなすという点においては草元素を定期的に付着するだけで激化反応は勝手に発動してくれるので、実はシステムを理解する必要自体あまりない元素反応とも言えます
最後までご覧いただきありがとうございました!
星と深淵を目指せ!
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ライター紹介

- はじめまして!『みつき』と申します。
原神を中心に、ゲームプレイを楽しめるような解説やコラムを執筆してます。
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