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この記事では、期間限定イベント「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」を振り返りつつ、残された「謎」や「伏線」について考察していきます。
ヘブバンのストーリーに興味がある方はご覧ください。
1つの真実をほのめかすために作られたストーリーです
©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS © VISUAL ARTS / Key
みなさんこんにちは、「横島先生」です。
本日は、期間限定イベント「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」のストーリーを振り返りつつ、未解決の様々な「謎」や「伏線」について考察します。
一見すると、ただの「夢落ち」ストーリーに見えます。
しかし、すべての要素が「1つの真実」を隠すために演出されています。
この記事がストーリー理解の一助となれば幸いです。
一方、公式が公表している動画配信等ガイドラインが更新され、ストーリー紹介が完全に解禁されました。
それを受け、この記事を執筆している段階の情報をフル活用して考察していきます。
そのため、「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」だけでなく、最新のストーリーのネタバレも含む可能性がございますのでご注意ください。
ではさっそく、詳細を見ていきましょう。
この記事は5分程度で読み終わりますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
時系列
今までのヘブンバーンズレッドの期間限定ストーリーは、すべて「進行しているメインストーリー中、または、それ以前」の物語となっていました。
そして、今回の期間限定イベント「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」は、「メインストーリー第4章・前半」直後に実装されています。
しかし、(さっそく核心的な事実となりますが)この期間限定ストーリーは「第4章後半以降」の話となります。
このあたりも、この期間限定イベントのミスリードの1つとなっていると思われます。
主な登場人物
第31A部隊
・茅森月歌:第31A部隊の部隊長。誰とも仲良くなれるロックシンガー。
・和泉ユキ:天才ハッカー。部隊のツッコミ役。
・逢川めぐみ:超能力集団のメンバー。救世主になると予言されている。
・東城つかさ:ポンコツ諜報員。覚醒すると天才諜報員になる。
・朝倉可憐:天才ゲーマーと殺人鬼の2重人格。
・國見タマ:戦艦を指揮するために作られた子供。今はその戦艦はない。
第31B部隊
・蒼井えりか:一度覚えたら忘れない(忘れられない)ハイパーサイメシアの少女。第2章で戦死。
・水瀬いちご:殺し屋姉妹の姉。キャッチボールが好き。
・水瀬すもも:殺し屋姉妹の妹。カルパスが好き。
超おおまかなイベント「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」のあらすじ
水着を着たら遊園地へ行くことに・・・
夏らしいことがしたいと考えた第31A部隊は、気分を出すためにショップで水着を購入することにしました。
(たまたま第31B部隊の「水瀬すもも」も水着を購入します。)
その後、司令部からの命令により「なぜか稼働している遊園地」の調査に向かうことになります。
戦時中とは思えない雰囲気の遊園地
一行が辿り着いた遊園地は、キャンサーとの戦争がなかったのように、平和に通常営業していました。
怪訝に思うも調査を続行する一行は、この遊園地でもっともお勧めと言われているアトラクション「お化け屋敷」に入りました。
なぜか戦闘が発生するお化け屋敷
お化け屋敷に入って早々、敵の襲撃を受ける一行。
一般人が楽しむための施設であるにもかかわらず、セラフ部隊でないと倒せない敵が出てくることに疑問を感じます。
そして、探索を進めた先に出会ったボス敵が非常に強く、全滅させられそうになってしまいます。
「蒼井えりか」との再会
全滅寸前のところで「蒼井えりか(第2章で戦死)」と思われる声が「逃げて!!」と響き、第31A部隊長の茅森月歌は自身のベッドで目を覚まします。
遊園地での出来事は「夢」であったかと思われましたが、水着を着て優先地に来ていたメンバーすべてが同じ夢を見たと申告します。
そして、死んでいるはずの「蒼井えりか」の声の主を探すため、メンバーを代表して茅森月歌が再度水着を着て遊園地に向かいます。
そこで再開した蒼井えりか(の幽霊みたいなもの)は、
・戦死したものの、みんなともう一度遊びたかったのでお化け屋敷をつくった
・みんなと別れたくないという想いが、ボス敵を作り出し、みんなを攻撃させてしまった
ということを茅森月歌に告げます。
一緒に「バンジー!!」
「いつか一緒に遊園地に行ったり、バンジーをしたりする」というのは、「蒼井えりか」が生前に茅森月歌と交わした約束でした。
そのため、茅森月歌は蒼井えりかをバンジーに誘います。
そして、2人で仲良くバンジーを飛んだところで、茅森月歌は再度自身のベッドで目を覚まします。
つまり、
・すべて茅森月歌の夢だった(夢オチ)
・蒼井えりかとの生前の約束が茅森月歌の「悔い」になっており、それを夢という形で消化した
というのが、今回の期間限定ストーリーの全容となります。
「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」の『謎・伏線』と考察
陰鬱な第4章前半と対照的な陽気なストーリーというミスリード
第4章前半は、「自分たちが実は人間じゃなかった」という重い現実が判明するところから始まり、終始陰鬱な展開でした。
その息抜きという意味合いもあってか、今回の期間限定ストーリーはギャグが散りばめられた陽気なものとなっております。
しかし、実は「ある1つの真実」を隠すために、わざと他愛のない調子のストーリーに調整されていると思われます。
「蒼井えりか」というミスリード
なぜか「第2章で戦死したキャラクター」である蒼井えりかを「第4章前半の後で開催された期間限定ストーリー」に登場させています。
そして、なぜか主人公と一緒にバンジーをさせるというある種突拍子もない演出を挟んでいます。
これについても、実は「ある1つの真実」からプレイヤーの注意を引き離すために、敢えて仕組まれた演出と思われます。
「夢オチ」というミスリード
今回の期間限定ストーリーは「実はすべて茅森月歌の夢だった」という「夢オチエンド」を迎えます。
「そんなのあり!?」と思ったプレイヤーも多いと思いますが、実はこれも「ある1つの真実」を目立たなくするためのトリックと考えられます。
「ある1つの真実」とは?
実は、この期間限定ストーリーは「メインストーリー第4章の後半」以降の時系列となります。
それは、茅森月歌がバンジーに向かう途中で(姿が見えない)蒼井えりかに語りかけた、
・「前に進むのに疑問を覚えた時もあった。」
というセリフから類推することができます。
茅森月歌が、「蒼井えりかの戦死」以降に「前に進むのに疑問を覚えた」描写があったのは、自分やセラフ部隊が「ヒト・ナービィ」であることが判明した時のみとなります。
つまり、少なくとも第4章前半以降の話と言うことになります。
そして、
・少なくとも第4章前半には水着を購入しにいくようなイベントはなかった
・そのようなイベントが発生する雰囲気でもなかった(第4章前半の描かれなかった時間帯でのイベントであることも否定)
であるため、
・この期間限定ストーリーは、少なくとも第4章後半以降の時系列
ということになります。
その点を理解すると、ある1つの事実が強烈な違和感を醸し出します。
この期間限定ストーリーに、第4章前半で軍を去ったはずの「逢川めぐみ」が登場する点です。
つまり、ヘブバン開発陣は多くのミスリードをしかけつつも、プレイヤーに示唆したかったポイントは、
・「逢川めぐみ」は第4章後半以降に無事にカムバックしますので安心してください
というメッセージと言えると思います。
「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」の「謎」と「伏線」の考察のまとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
本日は、期間限定イベント「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」のストーリーを振り返りつつ、未解決の様々な「謎」や「伏線」について考察させていただきました。
では、本日はここまでとさせていただきます。
ではでは。
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ライター紹介
- こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei
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